Copyright ©︎長靴ノート 2018. All Rights Reserved .

REPORT

  •  

FILE

17

明子の子育てのほほん記

長靴ノートカメラマン

河内 明子

 こんにちは。長靴ノートカメラマンの河内明子です。

5月に無事女の子を出産しました。産後2ヶ月は実家で過ごし、あっという間に養父市に帰ってきました。田舎で夫婦二人での子育てのスタート。大丈夫だろうか?養父市に帰ったら両親も遠く離れているので気軽に子どもをみてもらえないし」なんて思っていました。ところが夫がなんと1ヶ月間の育休を作っていたのです。夫は会社員ではなくフリーのデザイナーなので1ヶ月仕事を入れなければ収入は激減します。それを見越して私たちが帰って来るまでは「一人ブラック企業」と言いながら休みなく働いていたそうです。驚きました。本人は「大人にも夏休みは必要だ!!」と楽しそうに子供と遊んでいます。久しぶりに帰ってきたこのまちは空気が違う。森の匂いがプンプンしていて気持ちいい。近隣の人たちからお祝いを頂いていたので、赤ちゃんを連れて挨拶回りをすると、すでに赤ちゃんの名前を知っている人もちらほら。

何で??と聞くと「広報を見たんや」と言う。これまたびっくり。生まれた月まで覚えていて、半年ぶりに帰ってきた我が家は温かい人たちに囲まれているとしみじみ感じました。

 ところで先日、友達から夜泣きが治るというお地蔵様が八鹿町にあると聞いたので行ってきました。養父市内には、ここ以外にもあちらこちらにお地蔵様があるそうです。近所の人からはお地蔵様は子どもを守ってくれているので、よくお参りするといいと言われました。それぞれの地域でそれぞれのお地蔵さんを守っていて、私の住んでいる地区は月に一回掃除をする事になっています。お盆になるとお地蔵さんを前にして盆踊りをします。この盆踊りがまたすごい。最初は円を作って踊っているのですが、だんだん動きが激しくなって最後には、みんなで右へ行ったり左へ行ったり。提灯のぼんやりした灯りの中、マイク1本と太鼓で音頭をとって、最後には笑ってしまうほどの面白い動き。最初に近所のおばあちゃんから踊ろうよと誘われた時はこんなに楽しいとは思いもしませんでした。子どもと一緒に踊れる日が待ち遠しい。

 この夜泣きが治るお地蔵様にお参りに行ってからなのか、赤ちゃんは夜はスヤスヤ寝てくれるようになりました。ありがたや。子育てのほほん記、あまりのほほんとしてられない時の方が多くなりました。子連れですがカメラマンとしても少しづつ復帰しています。今後も家族共々このまちの暮らしを楽しみたい。

 

16

<<

 

>>

01

REPORT